maho nazo
検証、「出会ってから9年」は本当か?
 2004年3月号にて、白鳥君と珠ちゃんの会話がありました。その中で気になる言葉がありました。それは珠ちゃんの「出会ってから9年の間ずっと、梢ちゃんと共に在り、梢ちゃんを守ってきました」というセリフです。これまでの話から推測するに、出会ってから9年のはずがないのです。

 まほなぞのコーナーで推定居住期間を算出した5巻収録の27話「熱」において、梢ちゃんと珠ちゃんの出会いは小学校4年生であったことが分かっています。また、珠ちゃんが入居してから約5年が経っていることが今回の3月号で発言されています。現在高校2年生であることを考えると、中学入学と共に鳴滝荘に入居しているのは間違いないでしょう。
 小学校4年生と言えば、誕生日前の子供なら9才です。確かそのはずです。逆に、36話は12月下旬あたりであると白鳥君の言葉から推測できるので、11月が誕生日の珠ちゃんは現在17才、そこから9年を引くと8才です。誕生日を迎えて8才なので、学年は小学校2年生ということになってしまいます。仮に8年を引いても小学校3年という計算になってしまいます。9年という言葉は間違っているように思えます。

 珠ちゃんのとても冷めた小学3年生姿が「熱」の前半に描かれているので、小学校3年以前に出会っている可能性はないと考えられます。同じ学校に居るのですれ違うこともあったでしょうが、それを出会いとは言わないでしょう。すれ違った程度で「共に在り、守ってきた」とは言いがたいです。彼女を知り、彼女に惹かれていくのは確実に小学校4年生の話です。
 そして梢ちゃんと珠ちゃんが高校2年ということも分かっています。4巻収録の22話「青華祭にて」で梢ちゃんの教室が2年3組だからです。梢ちゃんが自分のクラスの出し物だと言っているので間違いありません。
 通常の学年制度の中で考えるならば、小学校4年で出会い(4月時点でどちらも9才)、高校2年(4月時点でどちらも16才)となっている現在、梢ちゃんと珠ちゃんが出会ってから8年弱となります。4月に出会って、36話の時点で12月なので、正確には7年9ヶ月となります。

 普通に考えていても矛盾が生じてしまうので、大前提から考えなければなりません。つまり、小学校4年生になった時点で9才ではなく、8才だったという説です。自分で言っておいてなんですが、この説をとると小学校1年の入学の時点で5才ということになってしまいます。普通は6才で入学なのですが。
 しかし、二人の学校が私立の小学校であることは確実で、おそらくは青華短大付属の小学校であろうと推測できます。女の子しか児童が居ないので、女子校なのでしょう。きっと小中高と、もしかしたら大学や幼稚園までも一貫した体制をとっているかもしれません。ならば変則的な学年体制もありえなくはありません。それが現在の学校制度に合わなかったとしても、まほらばの世界ではそうなんですと言われてしまえば納得するしかありません。


 結局なんで9年なのかよく分かりませんでした。足掛け9年なのかなぁとも思いましたが、結局足掛けでも8年なのでこれも没です。約8年なら分かるんですけど……。珠ちゃんが白鳥君をやりこめるためにわざと多めに言ったとか……にしては微妙なハッタリだ……。
 もし単行本に収録されたときに直っていたらまた報告したいです。


・追記(2004.10.21)
 今回の第36話「告げる夜」を収録した第7巻が発売されたので報告したいと思います。
 結論から言えば、8年に直っておりました。ですよねー。なんか勘違いだったんでしょうかね・・。
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